CASE STUDY

NTTDATA Thailand様
翻訳ロボットSotaプロジェクト

案件概要

「日本のロボディクス技術を海外でアピールし、世界進出したい。」「ロボットSotaを使って言葉の壁をSotaがつなぐ。」をコンセプトに、センサーとクラウドロボティクス基盤を活用したコミュニケーションロボット「Sota™」、によるグローバルコミュニケーションの実現に向け、プロジェクトを開始しました。
リアルタイムに音声翻訳を行い、通訳係として「Sota™」を活用することで、場面を問わずに各国の人々とコミュニケーションの橋渡しを行うことができます。
本プロジェクトではロボット/デバイスの集中制御・管理サーバの基盤として、アマゾンウェブサービス(以下、AWS)を活用し、各種API連携と制御を行いました。

AWS採用の理由

  1. グローバルロケーションの豊富さ
    • タイ、東京、大阪での開発
      NTTDATA ThailandとNTTデータ関西と共同開発を行っており、タイ、東京、大阪での開発が必要でした。
      AWS のデータセンタは、リージョンと呼ばれ、世界で 18 のリージョン(2018年9月時点)を展開しています。
      アカウントを開設した時点で、タイも含めた世界中のデータセンタにシステムが展開可能となります。
      本プロジェクトでは、3拠点のメンバーがロケーションの壁を意識せず開発からリリースまで行うことができました。
    • 各国でサービス展開を予定しており、ロボ・デバイスへのレスポンスが良いロケーションの選択が可能だったことも、AWS採用理由の一つです。
  2. 柔軟に変更可能な IT リソース
    • 期間2.5ヶ月のアジャイル開発プロジェクト
      アジャイル開発を実現するために、本番・開発環境等、状況に合わせて迅速なリソース手配が必要でした。
      AWS では必要なときに数クリック、数分間でサーバ台数の増減が可能で、また今稼働しているサーバの CPU やメモリ、ストレージのサイズを変更することも可能でした。
  3. AWSエコシステム
    • 豊富なドキュメント、事例
      業界トップのAWSは数多くの顧客と技術者が存在します。AWSはそれらとエコシステムを構築しており、広く一般的に情報を公開しています。
      そのためドキュメントや構築事例がとにかく豊富で、「困った時も解決策がすぐ見つかる」といったところもAWSの魅力でした。

構成概要

構成概要

今後について

  • 利用できるAPIの増強
    より多くのAPIとの連携増強を検討しています。AWSのAPIに関しても、機能革新・増強を期待しています。
  • クラウド利用最適化
    スケールアップ・スケールアウトを検討しています。状況に合わせて、より最適なクラウド活用を行いたいと考えています。

※「Sota™」はヴイストン株式会社の登録商標です。その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。